「キャリアのために一時的にブラック企業に入ろう」(キャッキャ)←なめとんのか?

たま~にツイッタランドでIT系の人間が「キャリアのために一時的にブラック企業に入ろう」というユニークな考えを披露する。一見すると、キャリアを早く進めたい若者、厳しい環境でスキルを磨きたいと考える人々にとって頷ける内容かもしれない。しかし、この考え方が持つ影響や、それがもたらす業界全体へのダメージについては深刻である。

【ブラック企業への「一時的参加」のリスク】
定義確認。ブラック企業とは、長時間労働、低賃金、過酷な労働環境といった特徴を持つ企業を指す。
ではこの環境に身を置くことでどのような結果になるだろうか?

1.身体的・精神的な健康への影響:ブラック企業での労働は、肉体的な疲労だけでなく、精神的なストレスも強く生じる。健康を害することは、長期的に見てキャリアどころか人生全体に悪影響を及ぼす。

2.スキルの偏り:ブラック企業では、即戦力として利用されることが多く、戦略的なスキル形成が疎かになる可能性がある。短期的な成果が求められる環境では、基礎的なスキルや新しい技術を学ぶ機会が限られる。ダークパターンばかり吸収しても、それを重宝する企業は少ない。

【業界全体への悪影響】
ブラック企業に一時的にでも参加することは、結果的にブラックな労働環境を助長し、業界全体に悪影響を与える可能性がある。

1.ダンピングの助長:ブラック企業の安価な労働力提供が、他の企業にも影響を与え、適正な価格設定や労働条件を崩壊させる可能性がある。これにより、業界全体の平均的な労働環境が悪化する。最悪である。

2.文化の固定化:「厳しい環境で耐え抜くことが成長の鍵である」という価値観が強化され、持続可能ではない働き方が美化されることにつながる。すると──次世代の労働者が同じ問題に直面し続けることになる。

【そんなこと言われてもさ、俺を採用する企業がないよ(コロコロ】
それを言われても困るというか、自分が良ければ他人が石ころ扱いされても良いのだろうか?
日本には生活保護があるし、受給は恥ではない(返済計画のない借金だけは避けるべき)
職業訓練校もあるし、民間のスクールでも条件を満たせばキャッシュバックがある
落ち着いて、ホワイトや普通の企業を目指そう、ブラックは止めろ。止めなければ俺が悲しい。

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