IMFは日本のインフレ率を2%程度で推移していくと予測しているらしい
出典:https://sekai-hub.com/statistics/imf-japan-inflation-rate
インフレにはデマンドプルインフレとコストプッシュインフレがある
需要が供給を上回るときに発生するデマンドプルインフレ
生産コスト上昇が商品やサービスの価格上昇を引き起こすときに発生するコストプッシュインフレ
どう考えても日本のインフレはコストプッシュインフレである
ガソリン代、高まる人件費、原材料費
参考:https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/gyoukai/konkyo.html
インフレそのものは別に良性のインフレ(デマンドプルインフレ)であれば問題はない
(借金が実質減るということでもあるし)
しかし、コストプッシュインフレである
リスクをおさらいしておくべきだ
1.スタグフレーションのリスク
単純に考えて企業は生産活動を抑える。コストが上昇しているので
そうなると経済の停滞とインフレが同時に起こるスタグフレーションがあり得る
2.実質所得の低下
物価上昇に伴う適切な賃金上昇が発生しなければ、それは実質所得の低下である
3.失業率の上昇
人件費は真っ先に削られるものであろう
とはいえこれは正直、重要視しなくていいリスクという認識だ
人材の流動性を示した数字であるので、高いのは問題だが低いのも問題である
仮に上昇率が危険域に達したとしても、対応策を考えるのは容易である。
4.貿易収支の悪化
値段が極端に上昇すれば国外に売れなくなる
内需があれば問題ないという意見もあるが、日本の人口は低下している
ではこのコストプッシュインフレを解決する方法には何があるだろうか?
エネルギーの多様化──本当に?災害の多い日本で本当にそれが出来るか?
生産性向上による純利益率上昇──本当に?企業は果たしてリストラせず労働者たちに還元するだろうか?
それで、政府の選択した解決策はなんであろうか?
──わからない。
日々のニュースを見るだけでは、わからない。
日本政府の発信は足りていないように見える。現在の経済に対する認識と解決策がわからない。
あるいはメディアの力不足なのか、それとも私のセンサがおかしいのか
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